ベタは基本的に弱酸性の軟水を好むとされていますが、最近は弱アルカリ性を好むという説も提唱されています。
そこで、ベタにおすすめの水質について徹底解説!
ベタを元気に育てたい人は、この記事で解説している水質を参考にしてくださいね。
ベタが好む弱酸性の水質に調整してくれる添加剤です!
規定量を加えるだけで簡単!飼育水に色もつけません。
ベタの水質は弱酸性・軟水がおすすめ

ベタが好む水質は、弱酸性の軟水です。
ほとんどの飼育書で、ベタは弱酸性の軟水を好むと書かれています。
それぞれの理由について、わかりやすく解説しますね。
ベタの故郷は弱酸性
ベタが弱酸性の軟水を好む理由の1つ目は、野生化の環境が弱酸性の軟水だからです。
ベタの故郷のメコン川は、弱酸性だと言われています。
もともとの生息域が弱酸性なので、弱酸性が適していると言われています。

故郷の水質!
アンモニアの毒性が低下
ベタが弱酸性の軟水を好む理由の2つ目は、アンモニアの毒性が下がるからです。
ベタを飼育していると有害なアンモニアが水槽内に発生しますが、弱酸性の環境では無害化してくれます。
アンモニアはベタにとって有害なので、無害なアンモニウムイオンに変化してくれると、とても飼いやすくなります。



弱酸性だと飼いやすい!
弱酸性から中性程度の飼育水でOK
ベタを飼育する水は、弱酸性から中性の範囲でOKです。
この範囲であればベタも適応できますし、有害なアンモニアも大部分が無害なアンモニウムイオンに変化してくれます。
もし、ベタにとって最高の環境を用意してあげたいのなら、弱酸性にしてくれる添加剤を使いましょう。



私も愛用しているよ!
ベタは弱アルカリ性が良い説を検証


近年、ベタは実は弱アルカリ性を好むとする説もよく聞かれるようになりました。
一部専門店や大手海外メーカーのサイトでも、ベタは弱アルカリ性を好むと発信されています。
それぞれの理由について、わかりやすく解説しますね。
ベタの養殖ファームの水質は弱アルカリ性
ベタに弱アルカリ性が適していると言われる理由は、ベタの産地タイの養殖ファームが弱アルカリ性だと言われているからです。
タイの水道水は、弱アルカリ性の硬水であることが知られています。
養殖されている水が弱アルカリ性なので、それに合わせた方が良いという考え方ですね。



養殖ファームの水質!
有名メーカーが弱アルカリ性を推奨
ドイツのアクアリウム総合メーカー「セラ社」は、ベタを弱アルカリ性で飼育することを推奨しています。
セラ社のHPによると、ベタに適したpHは7.0~8.0の範囲です。
信頼性の高いメーカーの情報なので、ベタは弱アルカリ性で飼育するべきという情報の根拠となっています。



ヨーロッパの大手メーカー!
弱アルカリ性にこだわる必要はない
当サイトの見解は、ベタ飼育において弱アルカリ性にこだわらなくても良いと考えています。
わざわざ水質調整剤で弱アルカリ性に傾ける必要はありません。
タイの養殖ファームを訪問し水質チェックした方によると、必ずしも弱アルカリ性ではなかったようです。
ベタ水槽の水質を弱酸性・軟水にする方法


ベタが好む弱酸性・軟水にする方法としては、ブラックウォーターにすることがあげられます。
ブラックウォーターというのは、酸性物質のタンニン酸などが溶け込んだ水のことです。
それぞれの方法について、わかりやすく解説しますね。
マジックリーフを使う
ベタが好む弱酸性・軟水にする方法の1つ目は、マジックリーフを使うことです。
マジックリーフを5cm角程度にちぎって水槽に浮かべておくことで、弱酸性になっていきます。
飼育水が結構茶色くなるので、それでも良いという人におすすめの方法です。



あらかじめ水換え用の水に入れて色を出しておこう!
添加剤を使う
ベタが好む弱酸性・軟水にする方法の2つ目は、添加剤を使うことです。
規定量の液体を水槽に入れるだけで、簡単にブラックウォーターにすることができます。
飼育水の色もほとんど変わらないので、透明な水で飼育したい人におすすめです。



手軽だから日常使いにおすすめ!
マジックリーフと添加剤の使い分け
マジックリーフと添加剤は、好みによって使いわけましょう。
マジックリーフにも添加剤にも、それぞれメリット・デメリットがあるからです。
私は透明な飼育水でベタを飼育したいので、添加剤を日常使いしています。
ベタ水槽の水質のよくある質問


ベタの水質のよくある質問についてまとめました。