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針井 真
ベタ飼育ガイド管理人
アクアリウム歴10年以上。6匹のベタを飼育してきた経験をもとに、ベタの飼育情報を発信しています。
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ベタが好む水質・pHは弱酸性の軟水!弱アルカリ性が良いとする説も解説

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ベタに最適な水質
こんなお悩みありませんか?
ベタの水質
  • ベタはどんな水質を好むの?
  • 水道水のカルキを抜いただけで大丈夫?
  • 実は弱アルカリ性を好むって本当?

ベタは基本的に弱酸性の軟水を好むとされていますが、最近は弱アルカリ性を好むという説も提唱されています。

そこで、ベタにおすすめの水質について徹底解説!

ベタを元気に育てたい人は、この記事で解説している水質を参考にしてくださいね。

ベタが好む弱酸性の水質に調整してくれる添加剤です

規定量を加えるだけで簡単!飼育水に色もつけません。

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目次

ベタの水質は弱酸性・軟水がおすすめ

ベタに適しているのは弱酸性の軟水

ベタが好む水質は、弱酸性の軟水です。

ほとんどの飼育書で、ベタは弱酸性の軟水を好むと書かれています。

日本の水道水は中性!
ベタが弱酸性を好む理由
  • ベタの故郷は弱酸性
  • アンモニアの毒性が低下

それぞれの理由について、わかりやすく解説しますね。

ベタの故郷は弱酸性

ベタが弱酸性の軟水を好む理由の1つ目は、野生化の環境が弱酸性の軟水だからです。

ベタの故郷のメコン川は、弱酸性だと言われています。

もともと弱酸性に生息!
ベタの故郷
  • ベタはもともとタイのメコン川流域に生息
  • メコン川のpHは6.2~6.5程度
  • メコン川は弱酸性

もともとの生息域が弱酸性なので、弱酸性が適していると言われています。

ラムネくん

故郷の水質!

アンモニアの毒性が低下

ベタが弱酸性の軟水を好む理由の2つ目は、アンモニアの毒性が下がるからです。

ベタを飼育していると有害なアンモニアが水槽内に発生しますが、弱酸性の環境では無害化してくれます。

もともと弱酸性に生息!
アンモニア
  • フン・残りエサや魚からアンモニアが排出
  • アンモニアはベタに有害
  • アンモニアは弱酸性だと無害なアンモニウムイオンに変化

アンモニアはベタにとって有害なので、無害なアンモニウムイオンに変化してくれると、とても飼いやすくなります。

アクアリウム専門店の方が、弱酸性でのアンモニアは無害であることを説明されています(Ordinary-Aquarium様)
ラムネくん

弱酸性だと飼いやすい!

弱酸性から中性程度の飼育水でOK

ベタを飼育する水は、弱酸性から中性の範囲でOKです。

この範囲であればベタも適応できますし、有害なアンモニアも大部分が無害なアンモニウムイオンに変化してくれます。

日本の水道水は優秀!
弱酸性から中性
  • ベタは比較的pHの適応範囲が広い
  • 日本の水道水は中性・軟水
  • 弱酸性に近づける添加剤を使う方法も

もし、ベタにとって最高の環境を用意してあげたいのなら、弱酸性にしてくれる添加剤を使いましょう。

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ラムネくん

私も愛用しているよ!

ベタは弱アルカリ性が良い説を検証

ベタに適しているのは弱アルカリ性の硬水という説

近年、ベタは実は弱アルカリ性を好むとする説もよく聞かれるようになりました。

一部専門店や大手海外メーカーのサイトでも、ベタは弱アルカリ性を好むと発信されています。

通説とは逆!
ベタが弱アルカリ性を好む理由
  • ベタの養殖ファームの水質は弱アルカリ性
  • 有名メーカーが弱アルカリ性を推奨

それぞれの理由について、わかりやすく解説しますね。

ベタの養殖ファームの水質は弱アルカリ性

ベタに弱アルカリ性が適していると言われる理由は、ベタの産地タイの養殖ファームが弱アルカリ性だと言われているからです。

タイの水道水は、弱アルカリ性の硬水であることが知られています。

弱アルカリ性で養殖!
ベタの養殖
  • タイで多くのベタが養殖されている
  • 養殖されているベタは野生の環境を知らない
  • タイの水道水は弱アルカリ性の硬水

養殖されている水が弱アルカリ性なので、それに合わせた方が良いという考え方ですね。

ラムネくん

養殖ファームの水質!

有名メーカーが弱アルカリ性を推奨

ドイツのアクアリウム総合メーカー「セラ社」は、ベタを弱アルカリ性で飼育することを推奨しています。

セラ社のHPによると、ベタに適したpHは7.0~8.0の範囲です。

ドイツの有名メーカー!
セラ社の見解
  • ベタはグッピーと同じく弱アルカリ性を好む
  • ベタに適したpHは7.0~8.0
  • 硬度もやや高めを好む

信頼性の高いメーカーの情報なので、ベタは弱アルカリ性で飼育するべきという情報の根拠となっています。

ラムネくん

ヨーロッパの大手メーカー!

弱アルカリ性にこだわる必要はない

当サイトの見解は、ベタ飼育において弱アルカリ性にこだわらなくても良いと考えています。

わざわざ水質調整剤で弱アルカリ性に傾ける必要はありません。

私は弱酸性でうまくいってるよ!
弱アルカリ性にこだわらない理由
  • ベタは弱酸性を好むという情報が多い
  • アンモニアの毒性が下がる
  • タイのファームも必ずしも弱アルカリ性ではない

タイの養殖ファームを訪問し水質チェックした方によると、必ずしも弱アルカリ性ではなかったようです。

実際にタイのベタファームでpH測定をされたところ、中性付近でpHはバラバラでした(ベタ・エビオドリ Channel様)

ベタ水槽の水質を弱酸性・軟水にする方法

ベタ水槽の弱酸性の調整方法

ベタが好む弱酸性・軟水にする方法としては、ブラックウォーターにすることがあげられます。

ブラックウォーターというのは、酸性物質のタンニン酸などが溶け込んだ水のことです。

日本の水道水は中性!
ブラックウォーターにする方法
  • マジックリーフを使う
  • 添加剤を使う

それぞれの方法について、わかりやすく解説しますね。

マジックリーフを使う

ベタが好む弱酸性・軟水にする方法の1つ目は、マジックリーフを使うことです。

マジックリーフを5cm角程度にちぎって水槽に浮かべておくことで、弱酸性になっていきます。

脆くなったら取り出す!
マジックリーフの使い方
  • 5cm角程度にちぎる
  • 水道水でよく洗う
  • 水槽に浮かべておく

飼育水が結構茶色くなるので、それでも良いという人におすすめの方法です。

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ラムネくん

あらかじめ水換え用の水に入れて色を出しておこう!

添加剤を使う

ベタが好む弱酸性・軟水にする方法の2つ目は、添加剤を使うことです。

規定量の液体を水槽に入れるだけで、簡単にブラックウォーターにすることができます。

常に同じ濃度にできる!
添加剤の使い方
  • 規定量を計る
  • 水換え用の水に入れる
  • 軽く混ぜる

飼育水の色もほとんど変わらないので、透明な水で飼育したい人におすすめです。

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ラムネくん

手軽だから日常使いにおすすめ!

マジックリーフと添加剤の使い分け

マジックリーフと添加剤は、好みによって使いわけましょう。

マジックリーフにも添加剤にも、それぞれメリット・デメリットがあるからです。

日本の水道水は優秀!
メリット・デメリット
  • マジックリーフは効果が高いが手間がかかる
  • 添加剤は効果は低いが手軽に使える
  • マジックリーフは水が茶色くなるが添加剤はならない

私は透明な飼育水でベタを飼育したいので、添加剤を日常使いしています。

ベタ水槽の水質のよくある質問

ベタ水槽の水質のよくある質問

ベタの水質のよくある質問についてまとめました。

ベタは弱酸性と弱アルカリ性のどちらで飼うべき?

ベタは弱酸性と弱アルカリ性のどちらで飼うべきですか?

厳密に言うと、ベタは生息域の環境と同じ弱酸性で飼育すべきです。

そのため、私はブラックウォーターの添加剤を使用しています。

弱酸性!
ベタの生息域の環境
  • ベタはもともとタイのメコン川流域に生息
  • メコン川のpHは6.2~6.5程度
  • メコン川は弱酸性

ただ、ベタはある程度の水質適応能力があるので、ご自宅の水道水の水質に慣らすという考え方でも問題ないですよ。

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