ベタ飼育では、バクテリア剤の使い方を間違えると意味がないことも!
そこで、ベタにおすすめのバクテリア剤ランキングと使い方を解説します。
バクテリア剤を使ってベタを上手に飼育したい人は、この記事を参考にベタ用のバクテリア剤を選んでくださいね。
早くイチオシを知りたい人には、「サイクル」がおすすめ!
複数の有機物分解菌と硝化細菌を組み合わせた使いやすいバクテリア剤です。
ベタにおすすめのバクテリア剤ランキング3選
ベタにおすすめのバクテリア剤ランキングベスト3は、次の通りです。
順位 | 商品 | 価格 | 有機物 分解菌 | 硝化 細菌 | メーカー |
---|---|---|---|---|---|
1位 サイクル | 665円 | 有機物 分解菌 | 硝化 細菌 | GEX | |
2位 バイオダイジェスト | 4,086円 | 不明 | 硝化 細菌 | PRODIBIO | |
3位 テトラ バクテリア | 955円 | 有機物 分解菌 | 硝化 細菌 | テトラ |
4つの評価項目をもとに、総合力の高い順にランキングを作成しました。
4つの評価項目をもとに、ベタ用のバクテリア剤はどのように選べば良いのか解説しますね。
ベタ用バクテリア剤の選び方
ベタ用バクテリア剤を選ぶ時の4つのポイントを解説します。
評価項目 | 選び方 |
---|---|
有機物分解菌 | 有機物分解菌が配合されていると、糞や残りエサを分解してくれます。有機物分解菌を配合しているバクテリア剤がおすすめです。 |
硝化細菌 | 硝化細菌が配合されていると、アンモニアや亜硝酸を分解してくれます。硝化細菌を配合しているバクテリア剤がおすすめです。 |
信頼性 | バクテリアは目に見えないものなので、信頼性が高い大手メーカーの商品や、評判の良い商品を選びましょう。 |
価格 | コスパの高い商品から、品質の劣化しない高級なガラスアンプル商品まで様々です。好みで選びましょう。 |
バクテリアは信頼性や評判の良さが重要な商品です。
配合されているバクテリアの種類も様々なので、よく確認してくださいね。
複数のバクテリアが配合されたバクテリア剤がおすすめ!
1位:サイクル(GEX)
ベタにおすすめのバクテリア剤ランキング第1位は「サイクル」です。
数種類の有機物分解菌(バチルス菌)と5種類の硝化細菌が配合されています。
私も底面フィルターと組み合わせて使用したところ、1週間で亜硝酸が消え、硝酸塩が検出されるようになりました。
沈殿性フロックのおかげで常温での長期保存が可能に!
2位:バイオダイジェスト(PRODIBIO)
ベタにおすすめのバクテリア剤ランキング第2位は「バイオダイジェスト」です。
硝化菌、反硝化菌、通性細菌など15種類もの菌が配合されています。
1回使いきりなので、常に新鮮な菌で最大限の効果を発揮してくれますよ。
高価なのがデメリット!
3位:テトラ バクテリア(テトラ)
ベタにおすすめのバクテリア剤ランキング第3位は「テトラ バクテリア」です。
品質管理の容易なバチルス菌が配合されています。
有機物を分解してくれる善玉菌を安定して水槽に入れたい人におすすめです。
価格も手頃だよ!
タイプ別!おすすめのベタ用バクテリア剤
ベタ用のバクテリア剤を買う時は、商品の特徴を理解して選ぶことが大切です。
次の表を参考に、自分にピッタリの商品を選んでください。
商品名 | おすすめな人 |
---|---|
サイクル | 複数の有機物分解菌を水槽に入れたい人 複数の硝化細菌を水槽に入れたい人 コスパの良いバクテリア剤を使いたい人 |
バイオダイジェスト | 複数の硝化細菌を水槽に入れたい人 品質が劣化しないガラスアンプル製品を使いたい人 予算に余裕がある人 |
テトラ バクテリア | 品質の安定したバチルス菌を使いたい人 世界的アクアメーカーのバクテリア剤を使いたい人 コスパの良いバクテリア剤を使いたい人 |
どのバクテリア剤が良いか迷ったら、厳選された複数の有機物分解菌・硝化細菌が配合されていて、コスパも良いサイクルがおすすめです。
ベタ水槽のバクテリア剤の必要性
ベタ水槽にバクテリア剤が必要かどうかは、フィルターの有無によって異なります。
バクテリア剤を使用する場合、バクテリアが定着する場所が必要だからです。
それぞれについて、わかりやすく解説しますね。
バクテリア剤が不要な場合
ベタ水槽でフィルターを使用していない場合、バクテリア剤は必要ありません。
フィルターを使用していない場合、バクテリアに頼らない全換水飼育が基本になるからです。
フィルターのない環境でバクテリア剤を使っても、あまり効果は見込めないでしょう。
水換えをがんばろう!
バクテリア剤が必要な場合
ベタ水槽でフィルターを使用している場合は、バクテリア剤を使用するのをおすすめします。
フィルターを使用する場合、フィルターにバクテリアが住み着くことができるからです。
フィルターには悪玉菌も繁殖するので、バクテリア剤で善玉菌を優位にしてあげましょう。
ベタは悪玉菌の繁殖に弱い傾向!
ベタ水槽のバクテリア剤の効果
フィルターをつけたベタ水槽には、バクテリア剤を使うことをおすすめします。
バクテリア剤を使用することで、ベタにとって良い環境が整う確率が上がるからです。
それぞれの効果について、わかりやすく解説しますね。
水質浄化スピードを速める
バクテリア剤を使用すると、水質の浄化スピードを速めることができます。
バクテリア剤に、水質を浄化してくれるバクテリアが配合されているからです。
バクテリアは自然に水槽内に発生しますが、バクテリア剤を使った方がスピードアップすることができますよ。
水槽セット初期に使うのが効果的!
善玉菌優位の環境を作る
バクテリア剤を使用すると、善玉菌優位の環境を作ることができます。
特に水槽セット初期に使うと、水槽内のバクテリアバランスが善玉菌優位になりやすいです。
バクテリアは自然に水槽内に発生しますが、バクテリア剤を使わないと善玉菌が優位になるかはギャンブルになります。
善玉菌の援軍を送ろう!
効果的なバクテリア剤の使い方
バクテリア剤を効果的に使うためには、コツがあります。
上手に使えば、水槽を早く安定させることができますよ。
逆に、誤った使い方をすると全く効果がないこともあるので、注意してくださいね。
水槽のセット初期に使う
バクテリア剤を使うタイミングは、水槽のセット初期がおすすめです。
細菌が少ない状況で入れた方が、バクテリア剤に含まれる善玉菌が活躍しやすくなります。
ベタが出す汚れがバクテリアの餌になるので、ベタがいない水槽にバクテリア剤を入れるのは意味がありません。
善玉菌優位の環境を保つのに役立つよ!
フィルターと一緒に使う
バクテリア剤を使う時は、フィルターと一緒に使うことが大切になります。
バクテリアに必要な住処と酸素をフィルターが供給してくれるからです。
小型水槽でフィルターなしの飼育をしている場合は、バクテリア剤を効果的に使うことは難しいです。
フィルターがない場合はバクテリアに頼らず水換え!
水換えの量を週に1回半分程度にする
バクテリア剤を使う時は、水換えの頻度と量にも注意しましょう。
せっかくバクテリア剤を使っても、頻繁に大量の水換えをしてしまうと、バクテリアが流れてしまうからです。
小型水槽で全換水飼育をしている場合は、バクテリア剤を効果的に使うことは難しいです。
全換水する場合はバクテリアは不要だよ!
バクテリアの種類
バクテリア剤に含まれているバクテリアの種類は、大きく分けて2種類あります。
どちらも配合されているバクテリア剤もあれば、どちらか一方のみ配合されている場合もあるので注意が必要です。
それぞれのバクテリアについて、わかりやすく解説しますね。
有機物分解菌
有機物分解菌は、魚のフンや餌の食べ残しを分解するバクテリアです。
バチルス菌などに代表されるバクテリアになります。
有機物分解菌が繁殖する時に生成されるバイオフィルムに硝化菌が定着するので、とても大切なバクテリアです。
最初に有機物分解菌が機能!
硝化菌
硝化菌は、アンモニアや亜硝酸を比較的無害な硝酸塩に分解するバクテリアです。
ニトロソモナスやニトロバクタ―などに代表されるバクテリアになります。
品質管理が難しいバクテリアだと言われているので、信頼できるバクテリア剤を選びましょう。
魚が排出する有毒物質を分解!
バクテリアの種類の選び方
バクテリア剤を選ぶ時は、まず有機物分解菌を添加することを考えましょう。
有機物分解菌がバクテリアによる水質浄化作用の土台になるからです。
有機物分解菌が配合されたバクテリア剤や、有機物分解菌と硝化菌が配合されたバクテリア剤がおすすめです。
バクテリアによる水質浄化作用
バクテリア剤に配合されているバクテリアには、水質を浄化する能力があります。
アンモニアなどのベタにとって有害な物質を、比較的無害な物質に分解してくれます。
それぞれの分解過程について、わかりやすく解説しますね。
有機物を分解
バクテリア剤に配合されている有機物分解菌が最初に働きます。
有機物分解菌は、残りエサや魚のフンを分解してくれます。
分解されたアンモニアは魚にとって有害なので、他のバクテリアによってさらに分解されます。
最初に有機物分解菌が機能!
アンモニアを分解
有機物が分解されてアンモニアになると、今度は硝化菌が働きます。
硝化菌は、アンモニアを亜硝酸塩に分解してくれます。
分解された亜硝酸塩も魚にとって有害なので、他のバクテリアによってさらに分解されます。
アンモニアは魚も排出するよ!
亜硝酸塩を分解
アンモニアが分解されて亜硝酸塩になると、再び硝化菌が働きます。
硝化菌は、亜硝酸塩を硝酸塩に分解してくれます。
硝酸塩まで分解されれば、魚にとって比較的無害なので一安心です。
硝酸塩の濃度が高くなりすぎる前に水換え!
ベタのバクテリアのよくある質問
ベタのバクテリアのよくある質問についてまとめました。