実は、ベタ水槽の水換えは一般的な熱帯魚と異なる部分があります。
そこで、ベタの水換え方法を詳しくご紹介!
ベタを上手に飼育したい人は、この記事で紹介している水換え方法を参考にしてくださいね。
私は3つの添加剤を使って水換え用の水を作っています。
粘膜保護もしてくれるカルキ抜きを使っています。
浸透圧調整ができる水質調整剤を使っています。
仕上げに抗菌効果・水質調整効果のある添加剤も加えています。
ベタの水換えの方法
ベタは一般的な熱帯魚と異なり、小さな水槽やボトルで単独飼育されることが多い熱帯魚です。
そのため、フィルターの有り無しで水換えの方法が異なります。
それぞれの方法について、わかりやすく解説しますね。
フィルターのない水槽は全換水
ベタの水槽にフィルターをつけていない人は、全換水での飼育がおすすめです。
全換水というのは、1回の水換えで、水槽の水を全部換えてしまうことを言います。
ベタは小型水槽でフィルターなしで飼育されることが多いので、ほとんどの人におすすめの方法です。
熱帯魚では珍しい水換え方法!
フィルター付きの水槽は50%換水
ベタの水槽にフィルターをつけている人は、50%換水での飼育がおすすめです。
1回の水換えで、水槽の水を半分ほど交換します。
水槽にフィルターを付けている人は、50%程度の水換え量にしておきましょう。
一般的な熱帯魚の水換え方法!
ベタを全換水で飼育する理由
ベタは一般的な熱帯魚と異なり、多くの場合で全換水で飼育されます。
その理由は、ベタが一般的な熱帯魚とは異なる特徴を持っているからです。
ベタが全換水で飼育される理由について、わかりやすく解説しますね。
ベタは小型水槽で飼育されることが多い
ベタは一般的な熱帯魚と比べて、小型水槽でフィルターなしで飼育されることが多いです。
なぜなら、ベタは喧嘩してしまうため、必ず1匹で飼育する必要があるから。
小型水槽だとフィルターで水質浄化できないため、全換水で一気に水質をキレイにする方法が取られます。
ベタは全換水の環境に慣れている
ベタは全換水に慣れているので、家庭での管理も全換水で問題ないという側面があります。
お店はもちろん、ブリーダーのもとでも全換水で飼育されていることが多いからです。
「全換水は熱帯魚が調子を崩すからNG!」というのがセオリーですが、ベタの場合、全換水に慣れているので大丈夫です。
雑菌の繁殖を抑えられる
全換水は水槽を常に清潔に保てるため、雑菌の繁殖を抑えられる点でベタと相性が良いです。
なぜなら、ベタは細菌への耐性があまりない熱帯魚だから。
水換えの度に水槽もキレイに丸洗いする全換水飼育なら、ベタが苦手な雑菌が増えるのを防ぐことができますよ。
ベタの水換え(全換水)の方法
フィルターを使わずにベタを飼育する場合、すべての水を交換する全換水が基本とされています。
そこで、ベタの全換水の方法を解説します。
ベタを計量カップなどに移します
水槽や水温計・ヒーターなどの器具を洗います
カルキ抜き・水質調整剤を入れて飼育水を作ります
新しい水を入れた水槽にベタを戻します
上記の4ステップについて、わかりやすく解説しますね。
ベタを容器に移す
まずは水槽から容器にベタを移します。
1L以上の計量カップなどに移すとよいでしょう。
私はベタをすくうのが下手なので、水槽を傾けて直接計量カップに流し込んでます。
水ごとすくえるネットはベタにダメージを与えないよ
水槽・器具を洗う
ベタを容器に移したら、水槽や器具を洗いましょう。
メラミンスポンジを使うとキレイに洗えます。
水槽に付いているぬめりをすべて洗い流してしまいましょう。
ピカピカにしよう!
飼育水を作る
水槽がキレイになったら、水槽に入れる飼育水を準備しましょう。
水道水で問題ありませんが、カルキ抜きと、できれば水質調整剤(塩・マジックリーフ)を入れると良いでしょう。
我が家では、カルキ抜きの「プロテクトX」と水質調整剤の「金魚元気 ケアウォーター」「タイリーフエキス」を使っています。
冬は温度を合わせてね!
ベタを水槽に戻す
最後にベタを水槽に戻します。
ベタを網ですくって戻すか、容器の水をギリギリまで減らして、ベタを水槽に流し込みます。
私はベタをすくうのが下手なので、計量カップの水をギリギリまで減らして、直接水槽に流し込んでます。
水換え前の汚れた水はできるだけ入れないように
ベタの水換え(50%換水)の方法
フィルターを使ってベタを飼育する場合、すべての水を換えずに、半分ほど水換えするのがおすすめです。
そこで、ベタの50%換水の方法を解説します。
メラミンスポンジなどでコケ取りをします
水換えポンプを使って水槽の水を半分抜きます
カルキ抜き・水質調整剤を入れて飼育水を作ります
作った飼育水を水槽に入れます
上記の4ステップについて、わかりやすく解説しますね。
水槽のコケ取りをする
まずは水槽に付いたコケを取りましょう。
メラミンスポンジを使うとキレイに落とすことができます。
水を抜く時にコケも一緒に排出できるように、必ず水を抜く前にコケを落としてくださいね。
水換えとフィルターのメンテナンスは日をずらしてね!
水槽の水を半分抜く
コケを落としたら、水槽の水を半分ほど抜きましょう。
この時、ベタは水槽に入れたままで大丈夫です。
クイック水替えポンプミニが使いやすくておすすめですよ。
砂利にたまったゴミも排出できる!
飼育水を作る
水槽の水を半分抜いたら、水槽に入れる飼育水を準備しましょう。
水道水で問題ありませんが、カルキ抜きと、できれば水質調整剤(塩)を入れると良いでしょう。
我が家では、カルキ抜きの「プロテクトX」と水質調整剤の「金魚元気 ケアウォーター」「タイリーフエキス」を使っています。
冬は温度を合わせてね!
水槽に水を入れる
飼育水が出来たら、水槽に入れましょう。
強い水流が起こらないように、そっと入れるようにしてください。
水槽の水と新しい水の水温がだいたい合っているかを確認してから入れてくださいね。
急激な水温変化はベタにとってストレスだよ!
ベタの水換えの頻度
ベタの水換えは、フィルターなしの場合は全換水、フィルターありの場合は50%換水が基本になります。
これらの水換えを、水槽の大きさに合わせた頻度で行っていきましょう。
3L以上の水槽で飼育して、週末のお休みに水換えするのが習慣化しやすいですよ。
3L未満の水槽は1週間に2回
3L未満の水槽の場合、1週間に2回の水換えが基本です。
水量が少なく水が汚れやすいため、水換え頻度は高くなります。
水換え頻度を減らしたい場合は、3L以上の水槽を用意してあげましょう。
私は平日水換えできないので3Lの水量を確保したよ
3L以上の水槽は1週間に1回
3L以上の水槽の場合、1週間に2回の水換えが基本です。
私も3Lの水量・週に1回の全換水で、1年以上、元気にベタを飼育できています。
フィルターを使用している場合も、水量が3L以上あれば、1週間に1回の水換えで大丈夫です。
検査の結果、1週間で亜硝酸は未検出だったよ!
水換え頻度を一定にすることが大切
水換えは、一定の頻度で続けていくことがもっとも大切です。
水槽環境が安定するのと同時に、ベタも水質に慣れていきます。
水換えをサボったり、急に頻繁に水換えしたりすると、ベタの負担になるので注意しましょう。
冬の水換えの注意点
冬にベタの水換えをする場合は、特に水温に注意する必要があります。
ヒーターで温められた飼育水と、水道水の温度がまったく異なるからです。
それぞれの注意点について、わかりやすく解説しますね。
お湯を使って水温を合わせる
冬に水換えをする場合は、新しい水にお湯を混ぜて水温を上げる必要があります。
給湯器から出るお湯で問題ありません。
冬場は私も給湯器のお湯を使って水換えをしていますが、ベタに問題が出たことはありません。
一応、重金属を無害化してくれるカルキ抜きを使っているよ!
水温誤差の許容範囲は±0℃~+2℃
冬場の水換えにつかう水の水温は、飼育水の水温から±0℃~+2℃の範囲におさめるようにしましょう。
一般的には、水温が下がるよりも、上がる方がダメージが少ないと言われています。
温度が合わなければ、水やお湯を足して調整しましょう。
最初は水とお湯を1対1で混ぜてみよう!
できるだけ手早く水換えを行う
冬場の水換えは、できるだけ手早く行うことも大切です。
全換水する場合ベタを隔離しますが、隔離した水の水温も下がっていくからです。
隔離したベタは、寒い廊下などに放置せず、できるだけ暖かい部屋に置いてあげましょう。
途中で他の用事をしないように!
水換えは水温を合わせることが1番大切
水換えをする時は、水温を合わせることが1番大切になります。
水温が合っていないと、それだけでベタにダメージを与えてしまうからです。
特に冬場は飼育水と水道水の温度差が大きいので、注意してくださいね。
ベタの水換えのよくある質問
ベタの水換えのよくある質問についてまとめました。