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針井 真
ベタ飼育ガイド管理人
アクアリウム歴10年以上。6匹のベタを飼育してきた経験をもとに、ベタの飼育情報を発信しています。

ベタをコップで飼うのはかわいそう!ベタを水槽で飼育すべき理由とは?

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ベタのコップ飼育はかわいそう
こんなお悩みありませんか?
ベタはコップで飼える?
  • ベタはコップで飼えるって聞いたけど本当?
  • ベタをコップで飼うのはかわいそうな気がする…
  • ベタはどうしてコップで飼えるって言われるの?

ベタはよく「コップで飼える熱帯魚」などと紹介されています。

しかし、実際はコップでの飼育はベタにとって過酷な環境です。

ベタはコップで飼えると聞いて興味を持った人は、この記事を読んでから飼育をはじめてくださいね。

ベタは水槽での飼育がおすすめ!

3L以上の水が入る水槽が理想的です。

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目次

ベタがコップで飼えると言われるようになった理由

ベタをコップで飼育できる理由

ベタがコップで飼えると言われるようになった理由は、フィルターが必要なく、比較的丈夫な熱帯魚だからです。

一般的な熱帯魚は、フィルターなしで飼育することは難しいです。

ベタは丈夫!
コップで飼える理由
  • ベタは空気呼吸ができるから
  • ベタは比較的丈夫だから

それぞれの理由について、わかりやすく解説しますね。

ベタは空気呼吸ができるから

ベタはエラから酸素を取り込むのと同時に、水面から口呼吸をすることもできます。

ベタにはラビリンス器官があり、この器官を使って空気呼吸をしています。

空気呼吸できる珍しい熱帯魚!
ベタは酸欠に強い
  • ベタはエラ呼吸に加え空気呼吸ができる
  • 水中に酸素が少なくても耐えられる
  • フィルターやぶくぶくがいらない

フィルターは水質を浄化する機能の他に、水槽の水に空気を含ませる役割がありますが、ベタは酸欠に強くフィルターが必要ありません。

ラムネくん

コップにフィルターはつけられない!

ベタは比較的丈夫だから

ベタは一般的な熱帯魚の中でも、比較的丈夫な熱帯魚です。

適応できる水質の範囲も広く、全換水にも耐える頑強さを兼ね備えています。

丈夫だけど大事にしてあげて!
ベタは丈夫
  • 弱酸性から弱アルカリ性に適応
  • 水質悪化にも比較的強い
  • 全換水にも耐える

ただ、ちょっとした環境の変化やストレスでヒレ欠けが起きてしまうなど、デリケートな面も持ち合わせています。

ラムネくん

カルキを抜いた水道水で飼える!

ベタをコップで飼ってはいけない理由

ベタをコップで飼育できない理由

現実問題として、ベタをコップで長期飼育することはできません。

暑さの厳しくない初夏に一時的にコップで飼育することは不可能ではないというレベルでしょう。

無理がある!
コップで飼ってはいけない理由
  • 水温管理が難しい
  • 水質が悪化しやすい
  • ベタが泳げない

それぞれの理由について、わかりやすく解説しますね。

水温管理が難しい

ベタをコップで飼育した場合、水温管理がとても難しくなります。

特に冬は水が冷たくなりますが、コップではヒーターを使うことができません。

水が少ないほど難しい!
水温管理
  • ベタが耐えられる水温は20℃~30℃
  • 冬は20℃を切ってしまい、ヒーター使用も難しい
  • 夏はあっという間に30℃を超えてしまう

コップは水の量が少なく、すぐに温まったり冷えてしまったりするので、ベタには大きな負担になります。

ラムネくん

コップにヒーター設置は難しい!

水質が悪化しやすい

ベタをコップで飼育した場合、水質悪化がとても早くなります。

一般的なコップは、500ml以下の水量しかないからです。

水が少ないほど悪化!
水質悪化
  • アンモニアがすぐにたまってしまう
  • 亜硝酸塩がすぐにたまってしまう
  • 雑菌がすぐにたまってしまう

水の量が多いほど有害物質は薄まってくれますが、コップは水の量が少なすぎます。

ラムネくん

コップの水の量は少なすぎる!

ベタが泳げない

ベタをコップで飼育した場合、ベタが泳ぐスペースがありません。

ベタはそれほど泳ぎ回る熱帯魚ではありませんが、それでもコップはあまりにも狭すぎます。

ある程度泳ぐスペースが必要!
狭すぎる
  • ベタが泳ぐスペースがない
  • ヒレを広げることができない
  • ベタが運動不足になる

ベタには最低限の遊泳スペースと、大きなヒレを広げる場所が必要になります。

ラムネくん

コップはせますぎる!

コップは決して快適な環境ではない

ベタにとって、コップは決して快適な環境ではありません。

季節が良ければ、一時的に飼育できるに過ぎないからです。

コップはせますぎ!
コップはベタに不向き
  • 水温変動が激しい
  • 水質変化が激しい
  • 運動不足になる

ベタを長期的に飼育したいのであれば、水槽飼育の方が圧倒的におすすめですよ。

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ベタ飼育に必要な水槽の大きさ

ベタ水槽の必要なサイズ

ベタはコップではなく、水槽で飼育するのがおすすめなのですが、必要最低限の大きさがあります。

水槽ならなんでも良いというわけではないので、注意しましょう。

小さすぎはダメ!
最低限必要な大きさ
  • 水量3L以上
  • 横幅15cm×奥行10cm以上
  • 高さ15cm以上

それぞれのポイントについて、わかりやすく解説しますね。

水量3L以上

ベタを水槽で飼育する場合、水量3L以上の水槽を使うことをおすすめします。

最低1L以上あれば飼育できないこともないですが、水換えが大変になるからです。

水が少ないほど頻繁に水換え!
水槽の水量
  • 3L以上が理想
  • 3L以上あれば週に1回の水換えでOK
  • 3L未満だと2~3日に1回は水換えが必要

2~3日に1回の水換えを続けるのは大変だと思うので、3L以上の水槽を用意しましょう。

ラムネくん

継続してお世話できることが大切!

横幅15cm×奥行10cm以上

ベタを飼育する水槽は、横幅15cm×奥行10cm以上のサイズがおすすめです。

これぐらいのサイズがあれば、ベタが泳いだりターンしたりすることができるでしょう。

ベタが泳げるように!
水槽の横幅・奥行
  • ベタが泳ぎ回ることができる
  • ベタがターンすることができる
  • ヒーターやアクセサリーを入れるスペースもある

冬はヒーターを入れるスペースを確保することも必要なので、小さすぎる水槽はNGです。

ラムネくん

冬は超小型ヒーターを入れよう!

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高さ15cm以上

ベタを飼育する水槽は、高さ15cm以上のサイズがおすすめです。

特に大きなヒレを持つベタは、水槽の高さが低いとヒレを十分に広げられません。

特に大きなヒレのベタに重要!
水槽の高さ
  • ヒレの大きな品種のベタがいる
  • ヒレを開くフレアリングというトレーニングがある
  • 水槽の高さがないと十分にヒレが開かない

ヒレを十分に開くことができないと、ヒレが癒着してしまうこともあります。

ラムネくん

ヒレを開かせてあげよう!

一般的な熱帯魚よりはずっと小型の水槽で飼える

ベタをコップで飼うのは難しく、ある程度の大きさの水槽で飼育してあげる必要があります。

しかし、それでも一般的な熱帯魚や金魚と比べれば、ずっと小型の水槽で飼えるというのも事実です。

コップはせますぎ!
ベタは小型水槽で飼える
  • フィルターを設置する必要がない
  • ケンカするので単独飼育
  • 激しく泳ぎ回らない

コップでは無理ですが、省スペースで飼える観賞魚を探している人にはおすすめですよ。

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